1999年12月25日(土)
off
参加者:hiroshiさん、くろちゃん、かつえさん、まさよしさん、エミ−




今回は多くを語る必要はないでしょう。ええ、読んで字のごとく。寂しいんですよ、毎年この時期が(涙)。今さらなんだ、こちとら仕事だ、家は仏教だと月並みな理由を並べてみても、それはソレ。季節の挨拶ですよ、今年はどうするの?って。街は赤と緑で染まって、年末の一大イベント「クリスマス」一色…。とっくにあきらめていながらも、なかなかその呪縛から解き放たれることができません。ディナーの予約広告を造りながら、今年も寒いなぁ…」と深夜のモニターにつぶやいた…そこで名案が!オフです。オフをやればいいんです(笑)きっと同情票が集まるはず。そこでこんな書き込みをしました。

【期間限定】クリスマス淋しい会?off
えー、コホン。このオフは、タイトルをごらんのとおり。「ちまたはクリスマスクリスマスって赤&緑一色!毎年ながらどういうこと?いまさらながらに浮かれている場合じゃないだろ?え?アタシ?…アタシはカップルだらけの夜の街なんかうろつくより、家でコタツが極楽なの。まぁ、せっかくだからメンツ揃うなら食事ぐらいはつきあうけどさぁ」
…という、“もうかれこれ7年ぐらい一人のクリスマスを過ごしているかわいそうな私を救済するオフ”です(号泣)12月25日(土)、今年もやっぱり予定が埋まらなかった紳士淑女のみなさん、 同情していただけますれば、クリスマスディナーをご一緒しませんか(苦笑)

なんと!今回も名乗りを上げてくださいました4人の方が!(しかも全部男性!)。今年はいい気分ですごせそうな予感です。

今回おすすめする場所は、以前「オムライス」スレッドで話題になった、水戸南町のビストロシンさん。1人6,500円のクリスマスディナーです。普段は気軽なビストロ(居酒屋)なんですが、クリスマスは特別メニューで。じつは去年もおじゃまして、とてもおいしかったのです。

約束は“普段よりちょっとお洒落をする”こと。その日は南町ツルヤブックセンターのカラクリ時計前に8時ということで集まりました。

なんとくろちゃんは 
シャツに小さなリースを付けて登場!
さすがムードメーカー、
(^_^)私にもプレゼントしてくれました 

遅い予約だったので、最初にバー「銀の月」で1杯。ここはBBSでも話題になった、ツルヤブックセンター裏にあるお店。昼は「銀の豆」という名前で、自家焙煎のコーヒー豆を売るカフェ。夜からは「銀の月」へと看板を付け替え、バーとして営業するオシャレなお店です。みなさんとカクテルやビールで気分を盛り上げて、談笑。


フレンチレストラン
ビストロ・シン
水戸市南町2-1-55 森田ビル2F tel.029-266-4444
ランチ:11:30〜14:00 (L.O.=ラストオーダー)
ディナー:18:30〜22:00 (L.O.) 月曜日定休
※水戸市南町、スクランブル交差点を千波方面に入り、路地を2本ほどすぎた右側。向いにレストランレフィーユ、となりがおせんべい屋さん。外に階段のある白いビルの2階で黄色い自立型の電飾看板が目印。


寂しい私に同情してくださった皆様は次のとおり(笑)今までのオフでお会いした方ばかりなので、自然と雰囲気も和みます。






さてさて、ディナーの開始です。乾杯にシャンパンをとりました。すると、お酒に弱い私にはオレンジジュースをあわせてミモザというカクテルを作ってくれました。そんな気づかいが嬉しいです。
今日のメニューは全部で5つのお皿。以下、感想をそえてご紹介します。慣れないデジカメ。ヘタな写真ですがおいしさが伝わりますように。
いつもよりお洒落して参加、
のつもりの27歳独身(涙)

フレッシュな帆立貝と自家製スモークサーモンのタルタル
新鮮なホタテの貝柱と、お店で手作りする薫製サーモンをタルタルスタイルに仕上げた前菜。オーナーシェフのシンさんいわく、フランス風の“たたき”(笑)。ふんわりとした食感のサーモンはスモーク香も軽く、フレッシュに近い薫製加減がおいしい。ピリッとからいマスタードと、これも自家製のピクルスの酸味でバッチリと味が決まっていました。

七面鳥のローストサラダ仕立て

クリスマスならではの七面鳥!こんがり焼いたスライスを、野菜一緒に盛り付けたサラダ仕立て。お肉自体は淡白、パサツキがちだけれど、ソースと野菜でまとまったひと皿でした。

真鯛のポテト包み白バターソース

昨年のコースでも大好評だったそうで再び。私もコレが一番のお気に入りです。タイの皮目に見える部分は、実はカリカリに焼き上がったポテト。香ばしく包まれて焼き上がった中の身はしっとり。軽いバターと白ワインのソースで食べるおいしい魚料理でした。

牛フィレ肉のステーキ・マッシュルームのソース

メインは牛フィレのステーキ。マッシュルームがたくさん入ったコクのあるデミグラスソースで、柔らか〜いステーキを食べました。おいしかった!つけあわせはビストロシンの隠れメニュー、クリームがたくさん入ったポテトグラタン。つけあわせのクレソンなどは、シェフの実家の川から摘んでくるのだとか。

聖夜のためのスペシャルデザート
広告でもなにが出るかは当日までのお楽しみでした。正解はイチゴのミルフィーユ。ケーキ屋さんのそれより甘さを押さえた、食事の後のケーキ。しっかりとしたカスタードクリームはコクがあってなめらか。軽いパイ生地とイチゴ、まろやかなバニラアイスクリームと一緒に。男性陣もみなさん残さず召し上がっていました。

食後のコーヒーを飲みながら、楽しいおしゃべりで大いに盛り上がり、とても素敵なディナーになりました。テーブルを予約してコースで食事をするのは、おおげさな気もするけれど、おいしいお料理をゆっくり味わえる、気持のいいサービスでよどみなく流れる時間は魅力です。とは言っても、こちらは普段おハシも出してくれる気軽なお店なので、私でも大丈夫。オーナーシェフのシンさんは茨城弁も堪能な(笑)気さくなお兄さんって感じの方、お若いスタッフもみなさん明るく、気持のいいサービスをしてくださいます。ワイン好きならソムリエがいるので、いろいろ聞いてみても楽しいでしょう。夜は単品が600円からあってリーズナブル。オードブルをつまんでビールを1杯、なんて気軽に使えそう。ランチはシェフ特製のカレーとオムライスとハンバーグが大好評!(800円〜)もちろん全て自家製、カレーは毎日数時間かけて煮込んだブイヨン、ブタバラ肉とひき肉をあわせてお肉のうまみが濃縮されたフレンチ流、オムライスも卵でくるんでケチャップの、お母さんの味とはまた違う、ふんわり弾力のあるオムレツinライスといった感じ、特製デミグラスソースで食べさせてくれます。ぜひ、おすすめです。



その後は、お名残惜しいと近所のバー「セレーネ」へ。ここは水戸では貴重なハードバー。マスターは日本バーテンダー協会水戸支部の支部長でもいらっしゃって、本格的なカクテルはもちろん豊富なモルトをめあてのお客様も多いそうです。いつもはカウンターの私もこの日は奥のボックス席で優雅な気分。これまた尽きぬ話とおいしいお酒で時間を忘れて盛り上がりました。


今回も楽し&おいしかったです。寂しくないクリスマスを過ごせました(笑)。みなさんのご協力に感謝いたします!来年もおいしい年になりますように…


追記:ビストロシンさんは、よりカジュアルに本格的なお料理を…と洋風居酒屋「イザカヤシン」にスタイルを変えて営業中です。フラリとお一人様ご飯もしやすくなりましたね。ぜひおでかけください!

エミ−





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